9月3日(宮崎県宮崎市→鹿児島県根占町)

 朝は9時前に出発した。走り続ければ夜には目的地の佐多岬についてしまう距離にいるがそれでは夜宮崎のユースは設備はお世辞にもいいとは言えなかったがおばさんが親切なのがよかった。ファミレスで朝ご飯を食べたあと、国道269号線を都城へと向かった。しばらくはゆるやかなアップダウンの続く道だったが、やがて峠越えのような区間になった。交通量はさほど多くはないがカーブの続く坂道を飛ばしてくる車が多いのでなかなか危ない。50キロ程離れた都城市には一時過ぎに着いた。そこで今晩の宿に考えていた根占町のユースに電話して予約した。早めに予約する方が相手にとってはいいのはわかってるけどこの旅では一日どこまで進めるか不確定要素が多いので当日予約ばかりしてきた・・・・。電話かけたところでは全飽きがあって断られた事はなくてよかった・・・今日も無事に泊まれるようだ。根占町は大隅半島の西側佐多岬から30キロ程のところにあり翌日佐多岬に到達するのにはとても都合がいい。

志布志線廃跡利用の
サイクリングロード
 コンビニでお弁当を買い、都城からは大隅半島の中央部を縦断する形にはっている国道269号線を根占町に向かい走り出した。お弁当を食べるためにどこか空き地を探しながら走っていたらすぐそばに廃線になった国鉄志布志線の駅の後を利用した公園があったのでちょうどいいと思い寄った。SLが置いてあったが公園も含めてそれなりに手入れされていて綺麗だった。しかもそこから南に向かって廃線後利用のサイクリングロードが延びていてちょうどいい。ご飯を食べ終わるとさっそくサイクリングロードで南に向かった。車の影響を全くうけず、全体的に下り坂でかなり走りやすくペースを上げる事が出来た。もしかしたら昔ここを走っていたであろう旧型気動車に比べたらアベレージは早かったかもしれない・・・(^^;)快適なサイクリングロードはあっという間に終わり国道に戻った。アップダウンのある道が多く、途中の下り坂ではこの旅で最高速度となった64キロをマークした。しかし後ろに大量の荷物を積んでいるので後ろがガタガタしてかなり怖かった。だが雰囲気は全体的にはのどかでまったりと走れた。

 都城から60キロ近く走った鹿屋市を過ぎると道は海沿いになった。海沿いとはいえ地形はなかなか険しく坂が少なくなかった。

 佐多岬を前に六時ほど前に根占港の近くのユースホテルに着いた。かなりきれいなユースホテルでごはんもおいしかったが、宿泊者は熊本の大学生と僕の二人でちょっともったいない気がした。

本日の走行距離132.7キロ 宗谷岬からの距離2672.8キロ