伊予鉄道超低床路面電車



 今春、伊予鉄道が松山市内の路面電車に超低床型の路面電車を導入します。
 日本では熊本市、広島市、鹿児島市に続いて4番目の超低床路面電車となります。
 今まで導入された都市では2車体以上を繋いだものでしたが、今回松山に導入される車両は単車になっています。
 車両は兵庫県のアルナ工機で製造されました。アルナ工機はリトルダンサーと呼ばれる超低床路面電車を3タイプ発表しており、今回導入された車両もそのうちの一種です。
 3月8日に古町車庫にに停車中のものと、3月14日に松山市内で試運転をしていたものを撮影しました。

*以下の写真はクリックすると大きな画像を見ることが出来ます。

超低床路面電車  郊外線で古町駅まで行き、電車を降りるとホームからすぐ見える場所に停まっていました。隣りに停まっている郊外電車(700形)と比べるとかなり小さい感じがします。



2001/03/08 古町駅付近

超低床路面電車  駅を出て駅の反対側に回って見ていると走ってきました。構内を何往復もしていました。屋根上にはZ型パンタグラフが載っています。Z型パンタは伊予鉄道では郊外線に使用されている610形にも採用されています。その他屋上には様々な機器が並んでいて結構物々しい感じがします。

2001/03/08 古町駅付近

超低床路面電車

真横から見てみました。
「日本初の単車超低床式軌道電車(LRT型)」・「3月19日デビュー」と書かれています。形式は2102です。

2001/03/08 古町駅付近

超低床路面電車  大きな画像でも少しわかりにくいと思うのですが、手前の電車の他に左の車庫の奥でも2100形がライトをつけて待機しています。今年度の導入は2両だけですが、毎年同じくらいづつ増備していく予定のようです。全て置き換わるのには果てしない年月がかかりそう・・・・(・∀・)

2001/03/08 古町駅付近

超低床路面電車  3月14日に試運転をしている様子を撮影しました。松山市駅前の電停で折り返ししている所です。到着してすぐに折り返していきました。
 

2001/03/14 松山市駅前電停

超低床路面電車  南町電停付近で道後温泉方面から走ってきた試運転の電車を撮影しました。走行音は今までの電車と比べ物にならない程静かでした。



2001/03/14 南町電停より

超低床路面電車  南堀端電停付近の分岐の部分を市駅方面から大街道方面へ走っている所です。


2001/03/08 南堀端電停付近付近

工事中のバスロケーションシステム おまけ....
 同じく3月8日に松山駅前のバス乗り場で見かけた工事中のバスロケーションシステムです。まだ撮影時点では見た感じ外枠だけのようで、機器はこれから取り付けられるようでした。こちらも今春から運用開始されるようで楽しみです。

2001/03/08 松山駅前バス停


★主な仕様★

今回導入される車両の仕様の一部です。
伊予鉄道のホームページにかなり詳細な仕様が掲載されていますので
そちらをご覧になられる事をお勧めします。
形式 モハ2100
全長×全高×全幅 12000×2230×3800(mm)
床面高さ 350(mm)
重量 20(t)
定員 47人(座席20人)
制御方式 IGBT-VVVFインバータ
集電装置 シングルアームパンタグラフ


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